FERRONOR
チリ北部にはFERRONOR という会社が運営する貨物線がある
Ferronor (Empresa de Transporte Ferroviario S.A.) is a Chilean railway company operating on the old Red Norte (northern network) of Empresa de los Ferrocarriles del Estado,
アントファガスタから南東方面へと伸び、鉱山へと至る路線を撮影しに行った。
ここは主に鉱山への燃料輸送や、鉱石の搬出に使われているようだ。
路線図

線路は地図上ではMina Escondidaからアルゼンチンまで伸びているらしいが、実際に走っているかは不明。
1日目 工臨
2025年6月17日
1日目は偵察を兼ねて終点(と思われる鉱山の駅)まで行ってみた。
Adolfo Zaldivar 駅に朝行ってみた所、工事列車が止まっていた。
右にいる作業員と少し話した。鉱山で何が取れるかを説明してくれたが、あいにくスペイン語がわからないので忘れた。
地図では写真の右(北方向)はMina Zaldivarで、左がMina Escondida である。
旧ソ連でこんな場所に居たら速攻で拿捕され尋問だろうが、チリはそういったことがない。
Minera Escondida
wikiによると銅と金が産出される。
銅の算出は、
- 1990年 8.9 千トン
- 2005年 1271,5 千トン
と増加していたらしい。
筆者訪問時は巨大な鉱山ダンプが走り回っていた。当路線は当分廃止になることは無いだろう。
鉱山の駅を出発。アルゼンチン方面へ向かう。
職員の話では50km(うろ覚え)ほど東まで行き作業があるという。
鉱山より東の線路(上の地図でピンク色の路線)は砂に埋もれており、筆者がみる限りアルゼンチン方面への貨物が動いているとは思えない状態だった。
しかし工臨が走るということは何かしら使っているようだ。
この後、西へ戻って線路際で待っていたが、到着後すぐ逆光方面が1本来ただけだった。
その際、途中の交換駅の関係者(?)が車で通りかかった。
電車を撮りに来たことを伝えると、2人のうち一人はチリ人では珍しく英語ができ、Be careful と言われた。
チリの田舎は怪しい外国人に声をかけられることがある。
2日目 沿線撮影
2025年6月17日
街まで戻るのは面倒なのでこのだだっ広いロケーションで車中泊。
気持ちよく目覚めたこの日は、本数大盛況だった。

9:58頃、3重連がやってきた。
ロケーションは素晴らしすぎて最早ギャグである。
貨物列車はとても遅い。3重連でタンク貨車は少ないのに。
大回りの砂利道をセダンで追いつき山に登った。
バーンビルダー風に撮影。
ここは鉱山に近く、その建屋から見えてしまう。万が一を考えて岩の影に隠れて待機した。
新型 GT38ACL

ふもとの方まで来てみると、14時になる前に新型がやってきた。
新型については、FERRONORのInstagramで情報があり、ショックではなかった。
筆者は新型アンチだが、雄大な砂漠を走る場合は許せてしまう。砂漠、ギャグである。
新型の解説
興味合ったら読んでください。
関係ないけどオーストラリアで似たような顔の車両https://en.wikipedia.org/wiki/Downer_EDI_Rail_GT46C_ACe
激山バックの工臨
16:15頃、山を下る工事列車が来た。塗装が違うので昨日のTEMとは別の個体。
激山バックのGT38ACL

バーンビルダーでパクりたい撮影地があったので行ってみたら、17時頃素晴らしい光線で新型がやってきた。
ここは昨日は夕方に0本来たので、毎日来るとは限らない。
釜が新しいことはさておき、満足できる写真となった。
おわり!
チリはいいぞ